東京都中央区の歯医者、八丁堀広瀬歯科医院。ホワイトニング審美歯科予防歯科はおまかせください。八丁堀駅 A5出口徒歩1分


院長コラム

8020達成者 38.3%! 平成23年歯科疾患実態調査

 

平成23年歯科疾患実態調査の結果の概要が6月1日に厚労省より発表になりました。
前回調査の平成17年の24.1%より、14.2ポイントの大幅な改善が見られました。
また、70歳未満で歯周ポケット4o以上(中程度の歯周病に罹患)している人の割合が、改善しており、今後も歯周病による歯の喪失は減ることが予想され、歯科医師の念願の目標であった8020運動(80歳で自分の歯が20本以上あること)の50%達成が見えてきました。
私が歯科医師を目指した、昭和の終わりでは8020達成者は10%未満。たしか7%ほどだったと思います。その頃は、当然ように歯周病がなって!当然のように抜いて!入れ歯を入れるのが普通の事でした。その頃の歯磨き粉のCMで『リンゴをかじると、歯ぐきから血が出ませんか?』のコピーを覚えていませんか?その当時、壮年層がリンゴをかじると血が出るのが当たり前だったのでしょう?!

今回の結果も、日々の臨床でも、同様の事を感じています。
私が歯医者になった時に比べ、今の方の口腔内はとても良い状態です。

この成因は、歯科医療技術の進歩!と云いたい処ですが、それより予防医療の普及、特に皆さんの予防に対する意識の向上が一番だと思います。

今回の調査でも、現在12〜20歳の方でフッ化物の塗布の経験者は63.6%で増加傾向にあり、
毎日、歯ブラシで歯を磨く人が96%、そのうち2回以上磨く人が75%。磨く人の割合・回数ともに増加しています。

因みに、インプラントの施行者は2.6% 50〜60代では約5%。
そろそろ、インプラントも一般的な治療になってきたかと思います。
最近、マスコミ等でインプラントのネガティブな側面からの報道が目立ちますが、ここ20年インプラント治療を現場から見てきた感想としましては、信頼性・確実性・安全性等、飛躍的に進歩してきています。むろん、一部の不誠実な歯科医師による残念な結果もありますが、正しい歯科医師が正しく施行すれば、有益な治療法であります。

2012.7.7広瀬俊


症例案内